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8月 1, 2008 チケットプレゼント | | コメント (0)

【2008年8月上映作品紹介】

今月の当館オススメ・ベスト3
―――サロンシネマ&シネツイン支配人 住岡正明

1.『東海道四谷怪談』 ('07日本/カラー)

1は熱狂的ファンを持つ映画。何回も何回もくり返し見て新しい興奮にひたる個性的映画。映画用語で「カルトムービー」とよんでいる。その極め付きの一本である。物語は「四谷怪談」の話しをかりて、スタッフ、キャストが(赤を基調とした世にも美しき官能美怪談)の傑作をつくった。『陽のあたる場所』('51)、『砂の器』('74)、『青春の蹉跌』('74)と同じテイストで野心をもつ一人の男のある決断の果ての物語。それを古典的な様式美と斬新大胆な表現で見るものを圧倒する。タイトルバックから、「備前岡山」の文字が浮かんでのなめるようなカメラの長廻しのオープニング。これが1959年製作だから驚いてしまう。しばらくぶりの再公開。本年こそ見る価値があると思う。日本映画はこんなにも面白い。'59年度キネ旬24位。 [必見sign01]            

                                                            

2.『東京オリンピック』 監督:市川崑
('65日本/170h/ドキュメンタリー)

2は伝説的映画でオリンピックの年にあわせて。黒澤明監督から市川崑監督へ。製作費当時2億5千万円。五輪映画初のシネスコ。記録か芸術かで大物議。'65年度キネ旬2位。 [必見sign01]

3.『告発のとき』
Kokuhatu ('07アメリカ/カラー/シネスコ)
監督・脚本・製作:ポール・ハギス
出演:トミー・リー・ジョーンズ                                                           

(C)2006 Elah Finance V.O.F.                        

                                            

                                                             

『イースタンプロミス』
Eastern
('07/100h/カラー)
監督:デヴィッド・クローネンバーグ
出演:ヴィゴ・モーテンセン/ナオミ・ワッツ/ヴァンサン・カッセル
                                          

(C)2007 Focus Features LLC.All Rights Reserved.
                                           

3は硬派な今月として『告発のとき』『イースタンプロミス』も。
[人によって必見sign01]                                              

                                                             

(C)ENDMARK                                                   

■サロンシネマ・シネツイン上映スケジュール>>>

8月 1, 2008 上映作品紹介 | | コメント (0)

【2008年7月上映作品紹介】

今月の当館おススメ・ベスト3
―――サロンシネマ&シネツイン支配人 住岡正明
                                                               

1.『歩いても歩いても』
Aruitemo                                  

                                 

                                

                                  

                               

                                                       

(C)2008 「歩いても歩いても」製作委員会                          

('07日本/1h54/カラー/ヴィスタ/シネカノン)
監督:是枝裕和『誰も知らない』
音楽:ゴンチチ
出演:樹木希林/阿部寛/夏川結衣/原田芳雄
                            

2.『シークレット サンシャイン』
Secret                                            

                                            

                                            

                                              

                                              

                                          

(C)2007 CINEMA SERVICE CO.,LTD ALL RIGHTS RESERVED           

('07韓国/2h22/カラー/シネスコ/SPO)
監督:イ・チャンドン『オアシス』
出演:チョン・ドヨン『スキャンダル』/ソン・ガンホン『殺人の追憶』

                                                                                 

3.『JUNO(ジュノ)』
Juno                                              

                                           

                                            

                                            

                                        

                                           

                                             
(C)2007 Twentieth Century Fox                                        

('07米/1h36/カラー/ヴィスタ/20世紀FOX)
監督:ジェイソン・ライトマン
脚本:ディアブロ・コディ
出演:エレン・ペイジ


                                      

の題名はユニーク。
そうきたか、そうきたかの連続で一気にみせる本年度のピカイチ映画。是枝裕和監督と樹木希林が本気の本当の本物をみせる。甘くて口あたりがよくておいしいデザート・ムービーの日本映画界に、苦くてしかも美味な大人のホームドラマを完成。 [必見sign03

の題名は原題の『密陽』の英語読みなのだが雰囲気がまるで伝わらない。ならば『秘密の陽射し』くらいにして欲しい。カンヌ映画祭主演女優賞受賞のチョン・ドヨンの演技が圧倒的である。一人の30代女性の生き様は息苦しいほどだが全力投球の作品力は凄い。彼女を見守る男ソン・ガンホの笑顔が泣かせる。 [人によって必見sign03

の題名も『あなたならどうする』みたいな邦題はダメすかね。エレン・ペイジの顔力(かおぢから)はマイッタの一言。もしかしたら若尾文子さんの様な多くの要素を持った女優になるかも。脚本が楽しいし笑わせる、まわりの大人たちが真の優しさを持ってる。
                                                                

PS.ヒドイ題名の『幻影師アイゼンハイム』は恋愛映画ファンの方、必見の拾い物の1本。                                                                   (C)END MARK                                                                           

                                                                                 

           

■サロンシネマ・シネツイン上映スケジュール>>>
                                   

7月 1, 2008 上映作品紹介 |

【2008年6月上映作品紹介】

サロンシネマ&シネツイン支配人/住岡 正明
好感日記6

●5月24日(土)
 奇しくも、5月24日(土)は『靖国』『実録・連合赤軍』の初日が同じ日になった。 『靖国』はずっと先の予定が東京、大阪、名古屋の中止騒動をうけて前倒し上映を決定。TV、新聞などの取材の多さに当惑しつつも、励ましのお手紙、メールに感謝感激。この場をおかりして、ありがとうございます。もちろん、何事もなく無事平穏に上映されております。
 さて、 『実録・連合赤軍』の製作・監督の若松孝二さんがキャンペーンで来広された。名前も若々しく格好いいが、御本人はもっと格好いい。白髪の長髪にサングラス、迷彩柄のキャップのひさしを野球少年のように小さくなるまでまげている。それがまた、よく似合う。ジーンズに、ダウンジャケットの手には100グラムくらいのあってもなくても良いくらいのリュック。旅慣れたその方は、たった一人で1時間以上も早く到着された。段取りというより、天然ユーモアかも知れない。何か、おかしい。製作への一番のきっかけは、 『突入せよ!あさま山荘事件』('02)を見た時だそうだ。あんな風に権力者(警察側)から一方的に描かれたらあそこで闘った若者たちがあまりにも可哀想だ。これをつくらなければ本当に死んでも死にきれないと。製作資金のカンパを募ったが足らず、自宅と別荘を全部、抵当に入れ、なんと別荘はあさま山荘として使いすっかり壊し、現在更地になって売地なんだけど全然売れなくてねと笑いをとる。結局3年以上の月日が流れて完成。ベルリン映画祭では、おおかたの予想『母べぇ』がとれず、スポーツ誌が『母べぇ』受賞用に空けておいたスペースに『実録・連合赤軍』2冠受賞の文字が躍り「ラッキーだったよ」と。若松監督は、世の中を変えられるのは若い人しかいない。勇気をもって声を発しなさい。行動しなさい、と。生まれていてもいなくても、'72年2月28日全チャンネルのTVが生放送し約90%の視聴率をあげた「あさま山荘事件」とは何だったかを、思い出したり考えたりの機会を与えてもらう。あさま山荘内部をメンバーへの取材で再現できたのは、若松監督でないと不可能なこと。とても面白いことが聞けた。深作欣二監督が若松監督に「連合赤軍」について質問してきたそうだ。それからすぐに『仁義なき戦い』('73)を発表した、と。見る人によっては、ドキッとする「組織論」の様にとれる向きもあろうか。勇気をもってその本心を語り実行しなさいと言う若松監督が、限りなく無防備の八方破れの勇気をさらりとみせてくれる。絶滅寸前の最後のサムライの雰囲気。とても72歳とは思えない若い心が美しい。

●5月20日(火) ※EndMark/P.2紹介記事
 『実録・連合赤軍』の冒頭は'60年代からのニュース・フィルムが流れる。一方で日本映画の黄金時代である。映画を時代の鏡としてあわせて「映画女優・若尾文子大特集」も見て欲しい。必見3本といえば『妻は告白する』 ('61)、 『しとやかな獣』 ('62)、(この2本はカルトムービーで何度も何度も見る熱狂的ファンがいる)、それと『清作の妻』 ('65)か。とくに増村保造監督とのコンビ作品はとりわけ素晴らしい。 『青空娘』 ('57)、 『妻は告白する』『夫が見た』('64)、 『清作の妻』『刺青』 ('66)、 『赤い天使』 ('66)はオールナイトでなく見れます。 『安珍と清姫』 ('60)は男性垂涎のお宝場面の噂は、書くのもはばかりますが本当です。フィルムマラソンも、相当いいです。
 あと5/24は『つぐない』『アフタースクール』も。
                                                             

1006408_01                                 

                           

                                 

                               

                                 

(C)「実録・連合赤軍」製作委員会                          

                 

『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』
('07日本/3h10/カラー&白黒/ヴィスタ/若松プロダクション&スコーレ株式会社)
監督:若松孝二『水のないプール』
脚本:掛川正幸/出口出
音楽:ジム・オルーク
出演:坂井真紀/ARATA/並木愛枝
                                                            

                                                               

(C)End Mark

サロンシネマ・シネツイン上映スケジュール>>>

6月 1, 2008 上映作品紹介 | | コメント (0)

【2008年5月上映作品紹介】

サロンシネマ&シネツイン支配人/住岡 正明
好感日記5

●4月14日(月)
「ハラハラ ドキドキ どん転返し」が、一番面白い映画のパターンである。そこに美男美女の主役のメロドラマとサスペンスフルな展開とホラーばりの怖さにファンタジーまでも加味された傑作の誕生と私は思う。本年度の上半期、もっとも映画的興奮に酔えたピカイチ映画。イギリス映画『つぐない』である。ゴールデングローブ作品賞ほか、アカデミー賞でも作品賞ほか5部門にノミネートはなるほどの納得。結果はアカデミー作曲賞のみを受賞。タイプライターの音をたくみに使った印象的音色は心に残る。後半、海辺の超絶ワンショット長回しの必殺技は凄いの一言(アカデミー撮影賞候補)。しかもここに観客に向けてのサイン(前半と後半の趣きがちがいますよ、という)が隠されている。オーソドックスに、かつモダンに現代的な味づけが映画慣れした人さえも驚かすタッチ。二度目を見るともっと面白いつくり方。すぐれた映画は二度目の方が良い、なる説もある。
原作の原題『贖罪』を『つぐない』の邦題に。人は人生に対して様々にそれぞれに贖う(あがなう)心を何かに差し出している場合がある。だいたいが無意識下にあるらしい。その贖いという意味に気付かされる。
キーラ・ナイトレイ、ジェームス・マカヴォイ、シアーシャ・ローナン(アカデミー助演女優賞候補の奇跡的演技)の主役3人がとてもいい。そして妹役の3世代を演じる3人の女優がアンサンブル女優賞を特設して欲しいくらいに素晴らしい。『プライドと偏見』につづく2作目のイギリス人のジョー・ライト監督は世界中から監督依頼が殺到することだろう。この作品が上映できることに感謝したい。
                                                                                                                                                  Tsugunai2

                                       

                                     

                                     

(C)2007 Universal Studios. All Rights Reserved
                                                                        

『つぐない』PG-12指定
(’07英/2h03/カラー/ヴィスタ/東宝東和)

監督:ジョー・ライト『プライドと偏見』
原作:イアン・マキューアン『贖罪』
脚本:クリストファー・ハンプトン
音楽:ダリオ・マリアネッリ
出演:キーラ・ナイトレイ/ジェームズ・マカヴォイ/シアーシャ・ローナン/ロモーラ・ガライ

                                                                                                                         

●4月21日(月)※END MARK(P.7)紹介記事
日中合作映画『靖国 YASUKUNI』について。
当館の映画の現場の常は(他館は違うかも知れません)、かなり早い段階で配給会社からフィルムを送ってもらい試写をしています。『靖国』は3月下旬に広島では試写をしており即決で上映を決め、あとは上映日をいつにという準備をすすめていました。小規模な展開で4月公開の大都市のあとの順次公開なので夏頃が広島かと思っておりました。そこへ東京、大阪、名古屋の上映中止問題がおこってきて私達、映画の現場はビックリしたのでした。そこからメディアによるほとんど連日報道に過熱していき、当館にも上映に際しての賛否両論の御意見がたくさんきております。
当館としましては、この『靖国』が配給・製作の側より現段階において法律違反もなく映倫もパスしている作品であるならば、上映中止を当館が自主規制することはできません。ごらんになりたい方が多数いらっしゃるからです。そして、映画館は映画をこの地で提供するのが仕事であり、問題作、話題作であればあるほど広島での上映にこぎつけなければならない責務と使命があると考えます。今最も旬な映画を1ヶ月でも早くこの地で上映しなければという本能は映画館の条件反射であります。
恥ずかしくて情無いのは世界に冠たる東京の上映館4館の上映中止です。それではその東京のフィルムを広島にくださいということで、5月24日(土)シネツイン[新天地]での公開の運びになりました。当初サロンシネマの予定でしたがご年配の方からの、サロンシネマは階段がきついのでエレベーターのあるシネツインにして欲しいとの声にお応えしてです。
                                                                Yasukini_2                  

                                         

                                             

                                            

                                            

(C)2007 Dragon Films Inc. Beijing Film Academy's Youth Studio Beijing Zhongkun Film Inc.                                                                                                                                                                                                                                                          『靖国 YASUKUNI』
(’07日本・中国/2h03/カラー/ヴィスタ/ナインエンタテインメント&アルゴ)
監督:李纓(リ・イン)
※ドキュメンタリー

                                                                

(C)End Mark

■サロンシネマ・シネツイン上映スケジュール>>>
 

5月 6, 2008 上映作品紹介 | | コメント (0)